今年もやってきましたパインウッドダービーカー作り。第一回となるこの日は、デザイン決めと車体の削り出しに取り組みました。
パインウッドダービーはもともと、アメリカのカブスカウトの年間イベントの一つです。西東京第二団を含む北多摩地区や東京連盟では、2014年からパインウッドダービーに取り組んでいます。
パインウッドは英語で松の木のこと。公式キットの松材を削ってレースカーを作ります。レースカーは大きさや重さに関する規定が厳密に決められていますが、その範囲内であればデザインは自由。坂から一度にレースカーを走らせて、誰が一番早くゴールに到着するかを競います。
その前に。カブ隊活動が折り返しとなるこの時期に各組の組長と次長が交代。開会セレモニーで、隊長からそれぞれ辞令を受け取りました。組長、次長で力を合わせて、組をしっかりリードしてね。
車体を削って思い通りの形を作るためには、切り出しナイフや彫刻刀といった刃物を使わなければなりません。予め切り出しナイフの使い方を習っていたくまスカウトに教えてもらい、まずは鉛筆を削ってみました。
刃物の使い方に慣れたところで、自分だけの車のデザインを考えて展開図に描いて木のブロックに転写しました。
イメージをふくらませるのに、去年までの作例が大いに参考になります。ジンベイザメや富士山、ちくわの形など様々。どれもきれいにニスで仕上がっていて、スカウトたちもうっとりと眺めていました。
立体的な形が前、横、上から見たときにどのような形になるかを描くのは、慣れないとなかなか大変ですが、どのスカウトも一生懸命取り組んでいました。
次はブロックに描いた切り取り線に沿って、糸鋸で大きな形を切り出します。ここはちょっと危ないので、大人の手を借りて切ってもらいました。
どんなふうに切るか、入念に打ち合わせ。
さらに細かい形を作るために、切り出しナイフや紙やすりでさらに形を作っていきます。
今日のところはここまで。さらなる切り出しと色塗りは宿題になりました。
この部分は、おうちの保護者の皆さんのご協力が不可欠。時には保護者の方が入れ込んでしまうという噂もちらほら聞こえますが、次にスカウトがどんなものを持ってきてくれるか楽しみです。
最後に、新しい組長、次長が一生懸命まとめた組に隊長賞を授与してこの日の隊集会はおしまい。
この日は、スカウト21名、指導者11名が参加しました。